2012/08/22
自分を縛っているもの
不景気、円高、少子高齢化。なんとも重たい空気が蔓延しています。ああ、未来に希望が持てない。余裕が無い。選択肢も無い。ついついそう考えてしまいます。でも思うのです。自分を縛っているのはルールでも環境でもなく、自分自身なのだと。不景気だから余裕が無いのではなく、円高だから希望が持てないのでもなく、少子高齢化だから選択肢が無いのでもない。不景気だから余裕がないという先入観や、円高だから希望が持てないという知識、少子高齢化だから選択肢がないという常識によって、私たちは自分自身をがんじがらめにしているのです。知識、常識、先入観、それらは生きていく上で必要なものではありますが、時としてもの凄く人間の未来を狭めてしまうものでもあります。私は閉所恐怖症なので閉塞感がとても嫌いです。段ボール箱に閉じ込められているような窮屈さをイメージして息が詰まりそうになります。段ボールを破いて飛び出すためにはその正体を突き止めなくてはなりません。でも、自分を閉じ込めている段ボールが世の中の環境やルールや他人の押し付けだと思っている人には永遠にこの箱を破ることは出来ない。本当は段ボールは自分の外側ではなく内側に存在しているからです。自分の常識や知識、先入観。それが段ボールの正体なのです。自分を解放できるのは自分以外にはいない。それが事実なのです。