2013/08/07
悩みと思考の境目
悩むことと考えることとは違います。でもその違いが分かっていない人が多いのではないでしょうか。どちらも脳みそを使うという行為においては同じですが、その目的はぜんぜん違う。考える目的は答えを見つけることですが悩む目的は悩むことです。だって悩みに答えなんかないわけですから。考えても答えがないことを悩みと言うのです。「あ~私はいったいどうしたらいいんだろう」という場合、どうしたらいいかを考えているのならそれは悩んでいるとは言いません。「どうしたらいいんだ・・・」という先の見えない暗黒状態。それが悩んでいる状態です。悩みには答えはなく思考には答えがある。これが最大の違いなのです。だから悩みは深く掘り下げてはいけません。そんなことをしたらさらに悩みが深まるだけです。反対に思考は深く掘り下げないといけません。そうでないと答えが見つからないからです。悩みは浅く思考は深く。これが鉄則なのです。でもこれが難しい。なぜならスタートの段階ではまだ決まっていないからです。それが悩みに向かうのか、あるいは思考に向かうのか。だから頭を使い始めた時にはまず立ち止まって自分に問いかけてみましょう。この先に答えはあるのか?と。もしも答えが無さそうなら即刻考えるのをやめた方がいいです。なぜならそれは思考すべきことではなくただの悩みだからです。