2013/12/25
見た目と中身のギャップ
人は見かけによらないものです。がさつそうに見えて実はすごく繊細な人や、いい人そうに見えて実はとんでもなく性格の悪い人など、見た目と中身にギャップのある人はたくさんいます。そういう人の中には猫をかぶって見た目を演出している人もいますが、たいていは本人すら意識していないところでギャップが生まれているのです。その理由は二つあります。ひとつは自分という人間を本人がよく理解していないこと。自分の繊細さや、やさしさや、意地の悪さなどを、自分自身で気づいてないのです。だから「あなたは性格が悪い」と指摘されても「何のことだよ?」となってしまう。もうひとつは自分の見た目、つまり自分は人からどのように見えるのかをよくわかっていないこと。実はこちらの方が影響はずっと大きいです。だって人間の中身なんてある程度仲良くならないと見えてきませんが、外見はもうむき出しなわけですからね。だから繊細そうに見える人=繊細な人、おおらかに見える人=おおらかな人、性格が悪そうに見える人=性格が悪い人、ということになる。人の外見は、本人が意識していないところでイメージをまき散らし、それによって集まる人間を選別しています。結果、会いたい人とは出会えず、会いたくない人ばかりが集まってきたり、望んでいることは起こらず、望んでいないことばかりが起こったりするのです。