2014/02/05
感性的ロジック
私は根拠もなく大きなことを言う人間だと思われています。日本は世界の最先端だとか、資本主義は崩壊するとか、人間には魂があるとか、そんなことばかり言っているからです。「また安田がホラを吹いてるよ」と思っている人は多いでしょう。でも私は決してホラを吹いているのでも、やま勘で言っているのでもありません。私には明確な根拠があるのです。その根拠とは私の感性です。私の感性がそうなると断言しているのです。「なんだやっぱり勘じゃないか」と思われそうです。でも感性は勘とは違います。私には感性研究家の友達がいます。小阪裕司さんという人です。彼曰く、感性ほど正確な情報処理機能はないのだそうです。たとえば向こうから女の人が歩いてくる。すれ違い様その人が自分好みの美人かどうか判断する。一瞬の出来事です。でも絶対に間違えない。目と目の距離を測ったり、鼻の位置を確かめたりしなくても、私たちは一瞬で美人を見極められる。それが感性の力なのです。私たちが『好き』とか『気持ちいい』と感じることは、感性が正しいとジャッジしている。『嫌い』とか『気持ち悪い』と感じることは、正しくないとジャッジしている。だから「どちらが好きか」「どちらが気持ちいいか」を積み重ねていけば未来は予測できるのです。これこそが感性ロジック。人間の感性に基づく正確無比な未来予測なのです。