2014/06/04
世界一強い通貨
私は円高になるとワクワクしてしまいます。それは私が留学経験者だからかもしれません。30年ほど前、18歳の時に私はアメリカに留学しました。当時の為替レートは1ドル=230円くらいだったと思います。私は日本からの仕送りで生活していましたので大変でした。田舎での生活費は安かったですが、それでも月に350ドル=約8万円は両親にとってかなりの負担だったと思います。でも幸運なことにその後どんどん円高になっていったのです。最終的には私が卒業するころには為替レートは1ドル110円くらいになっていました。つまり両親の負担は半分以下になっていたというわけです。その後ドルはどんどん安くなって80円以下にまで下がりました。日本からの留学生はどんどん増え、海外旅行に行く日本人の数も増えました。私は誇らしかったです。円が安いということは日本での労働価値がアメリカよりもずっと低いということです。同じ仕事をしても日本人だったら半分の価値しか無い。そう言われている気分でした。私は円高が好きです。日本での1時間の労働は世界での2時間の価値がある。そういうことです。海外に行っても、海外の商品を買っても、円を持っていれば圧倒的にリッチなのです。もっと円を有効に使いましょう。我々は世界一価値のある通貨を持っているのですから。