2012/07/04
地下鉄の不思議
東京で地下鉄に乗っていると不思議なことが起こります。「4分遅れの到着となります。申し訳ございません」という放送が流れるのです。別に電車が遅れること自体は珍しくも何ともありません。ほとんど毎日「○○分遅れです。申し訳ありません」という放送が流れています。では何が不思議なのか。ラッシュの時間帯、東京では3分に1本くらいの割合で地下鉄が走っています。駅に着いたら電車が来る。発車したらまた新しい電車が来る。そんな感じです。だから私には駆け込み乗車をする人の気持ちがまったくわかりません。たった3分待てば次の電車が来るのになぜそんな危険で迷惑な行為をするのでしょう。たぶんそれは習慣ですね。本当は次の電車でも構わないのについ走り込んでしまう。私は走り込んだりはしません。すぐに次の電車が来るからです。電車に乗ってしばらくすると例の放送が流れます。「次は〇〇駅。3分遅れの到着となります。お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけします」。これを聞いていつも不思議に思うわけです。3分遅れの電車が3分毎に来る。それは乗車する側にとっては何の問題も無いことです。目的地までにかかる時間もまったく同じ。確かに本来のダイヤからは遅れているのでしょうが、現実には乗客の誰にも迷惑をかけていないのです。彼らは何に対して謝っているのでしょう。ほんと不思議です。