2012/10/24
貧乏人同盟
みんながお金持ちになれるのなら、それはとても理想的な社会であるような気がします。けどそんなことはあり得ないのです。なぜならば、お金持ちというのは貧乏人がいることによってはじめて存在できる人たちだからです。もしもみんながお金持ちになったら、お金持ちの家を立てる人がいなくなります。洋服を作る人も、家事手伝いをする人もいなくなりますし、警察や病院やガソリンスタンドだって無くなってしまいます。自分のことは全部自分でやらなくてはならない。そんな人たちを果たしてお金持ちと呼ぶのでしょうか?偉そうにしてますけど、本当はお金持ちにとって一番必要なのは貧乏な人たちなのです。彼らがいなくなってしまったら一番困るのはお金持ちなのです。だからもしも本当に嫌なお金持ちがいたら、貧乏人同盟を作って意地悪してやればいいのです。どんなにお金を積まれても、あなたの仕事だけは絶対にしない。そう宣言されてしまったら、これほど惨めなお金持ちはないのです。