2013/05/08
脳みそのリセット
おじさんになると消費カロリーが減るので満腹になるまで食べたら確実に太ってしまいます。腹八分目でもまだ多い。腹六分目でちょうどです。でもこれでは脳が満足しません。私たちは子供の頃からかなりの満腹体験をしています。若い時はいくら食べても太らないし、男子にとってたくさん食べることは男らしさの象徴でもあるのです。そうやって腹一杯食べ続けた結果、食べることによる満足=満腹中枢が刺激されることという図式が脳みその中で出来上がるのです。本来ならば食べる目的は生命維持に必要なエネルギーを確保することです。でも私たちは長年の習慣によって満腹感を得るために食べるようになってしまっているのです。私はもう47歳なので生きていくためには本当は腹六分目で十分なのですが、それでは脳みそが「うん満足」とは言ってくれません。だから脳みその満足のためについつい食べ過ぎてしまう。そして中年太りへと向かっていくのです。中年太りに勝つためには脳みそを書き換えないといけません。満腹感による満足を味わいによる満足へと設定し直すのです。食事の時には毎回できるだけ美味しいものを食べる。でも腹六分目までしか食べない。それを続けることによって満腹中枢を美食中枢へと書き換えるのです。おじさんのダイエットには脳みそのリセットが不可欠なのです。