2013/06/05
もったいないのはなぜ?
最近、日本のコトバがそのままローマ字表記で使われるようになりました。「TUNAMI」や「KAWAII」そして「MOTTAINAI」というコトバは世界の共通言語として使われています。たぶん微妙な違いを表現する言葉が外国語にはないのでしょう。日本女性が「かわいい!」っていうときのかわいいはプリティーとはちょっと違いますもんね。津波はビッグウェーブとは桁違いの大自然現象といった感じです。「もったいない」もまた訳しようのないコトバなのです。節約とか削減は無駄にしないための行為ですが、もったいないは節約・削減をする理由のようなものです。オゾン層が破壊されるとか、クジラが絶滅するとか、そういった分かりやすい理由がない場合、食べ物を無駄にすることがなぜいけないのか。それは「もったいない」からです。でもなぜもったいないのでしょうね。生き物の命をいただいているからですか。でもたとえ人間が残しても細菌やバクテリアが食べるわけですから、地球規模で見たら食料を残すことなどないのです。では他に食べられない人間がいるからですか。それだったら無理して食べるよりも寄付してあげた方がずっといい。つまりもったいないのはなぜなのか、その理由は曖昧なままなのです。でも「もったいない」と言われたらなぜか後ろめたい。日本語とはそういう便利なものなのです。