2013/08/28
魂(たましい)VS脳みそ
心理学的には肉体というのは脳みそのしもべなのだそうです。例えばピアスとか入れ墨とかは体は痛いばっかりでちっとも嬉しくないのですが、脳みそが「俺ってかっこいい」という気持ちよさを味わうためにやってしまうのだそうです。きれいな女性の前でカッコつけるために飲めない酒を飲むのも、穴だらけのジーパンを穿いて寒い街を歩くのも、すべては肉体の欲求ではなく脳みその欲求なのです。つまり私たち人間は自分の脳みその囚われ人だということですね。まあややこしい話です。だって自分の肉体は自分の脳みその囚われ人だなんて、主体はいったいどっちなのだということになります。肉体が本体だとすれば私たちは囚われ人だということになりますが、脳みそが主体だとすればご主人様ということになります。ちなみに私は肉体や精神とは別に魂というものが実在すると考えています。だから主体は魂です。魂が主体だとすると脳みその快感よりも肉体の健康の方が大事ということになります。肉体が健康で心地よく過ごせることが魂の健康にも繋がるからです。でもやっぱり美味しい物があると肉体のことを忘れて食べ過ぎてしまう。楽しい時にはお酒を飲み過ぎてしまう。人は魂と脳みそとの間で肉体の奪い合いをしているのではないでしょうか。それは脳みそが快感に目覚めてしまった時からのいにしえの戦いなのです。