2013/10/23
媚を売ること・愛想よくすること
どんなにお金をもらってもやりたくない仕事があります。違法な仕事、人に迷惑をかける仕事、それから媚を売る仕事です。私は営業という仕事が大嫌いでした。営業=嫌がっている人に売りつける・へらへらと媚を売る、そんなイメージしか持っていなかったからです。今ではそのイメージも随分変わりましたが、媚を売る仕事がしたくないのは変わりません。どんな時でも人に媚を売るのは嫌です。だからといっていつも仏頂面をしているわけではありません。私は常に愛想良く接することを心がけて生きています。媚を売るのと愛想良くするのはぜんぜん違うのです。でもいったい何が違うのでしょう。媚びるという言葉を調べると「相手の機嫌を取ること・へつらうこと」と書かれています。へつらうってなんか嫌な言葉ですね。へつらうをさらに調べてみると「気に入られるように振る舞うこと・お世辞をいうこと」とあります。愛想良くするのとあまり変わらないような気がします。きっとそこに明確な基準はないのでしょう。でも私の中ではぜんぜん違います。私は愛想よくはしても媚びは売りたくないのです。そのために心がけていることが二つあります。ひとつは誰にでも同じように接すること。もうひとつは自分の心に卑屈さを感じることはしないこと。媚を売っているのかいないのか。それはきっと自分の心にしか分からないのです。