2014/01/08
魂(たましい)対脳みそ その2
私は魂の存在を信じています。別に特定の宗教に肩入れしているわけでも、オカルトマニアでもありません。そう考えないと辻褄が合わないからです。人間は猿が進化した生き物ではなく、進化した猿に魂が乗り移った生き物だと思います。もちろん、魂の正体が何なのかはわかりません。でも魂なるものが存在することは確かです。『自我』や『理性』という人間特有の感覚や判断基準は、魂がもたらしている。猿がどんなに賢くなろうとも、コンピュータがどんなに進化しようとも、『自我』や『理性』を持つことはないでしょう。それをもたらすのは知能でも神でもなく魂なのです。人間の中では常に『脳』と『魂』が肉体を奪おうとせめぎあっています。たとえば脳は快感を得るために不健康なことを肉体にやらせます。タバコを吸わせたり、お酒を飲ませたりするのです。魂は肉体を伴っていないので、そういう肉体的な快感は求めません。もっと高次元の精神的快感を求めているようです。それはひと言で言うなら健康的快楽です。良いことをしたり、健康的な生き方をすることによる気持ちよさ。素敵な生き方ですけど快感のインパクトでは肉体的な快楽には勝てない。だからほとんどのシーンで負けてしまうのです。もしもいつか魂が脳みそに勝てるようになったなら、その時に魂の正体が分かるのではないか。なぜかそんな気がするのです。