2014/06/25
私が私を裏切るとき
私は私のことを信用していません。私はとても怠け者で意志も弱い。これまで何度も裏切られてきました。私は私を裏切り続け、私は私に裏切られ続けたのです。その結果私は私が信用できなくなりました。だから私は何かやらなくてはならない時には必ず保険をかけ、アラームを鳴らすようにしています。朝の目覚まし時計と同じです。私は毎朝6時に目が覚めます。もっと寝ようと思っても寝れません。体がそれに慣れてしまっているからです。しかし、それでも予定がある時には目覚ましをかけます。9時に起きれば間に合う日には、6時に起きて9時にセットした目覚ましを止めるのです。滑稽です。でもそのくらい私は私を信用していないのです。きっとどこか重要なところで裏切るに違いない。仕事でも、重要なシーンで裏切りが出ても大丈夫なように保険をかけています。例えば締め切りのスケジュールは最低でも期限の1週間以上前に設定します。できれば2週間前。そうすれば仮に1日2日サボっても何とかなります。まあサボることは滅多に無いのですが、それでも信用できないのです。私は私のことが信用できないので仕事がもの凄く早い。そして、やらなくてもいい仕事にまでどんどん手を出します。そのくらいやっておかないと裏切りには対処できないからです。私が私を裏切るとき。それはいつも突然やってくるのです。