2012/03/28
雨上がりの手に自由を
どう考えても傘は人間を超えている。いや、数の話です。日本全国にある傘の数と日本人の数。ぜったいに傘の方が多いです。断言できます。わたし一人でも4本くらい持ってますし、傘を持っていない時に雨が降ったらまた買ってしまいます。もちろん傘が一人当たり一本でなくてはならないなんてことはありません。何本かの傘を持ち替えて気分転換したりお洒落したりするのはなかなか素敵だと思います。だけどわたしが言いたいのはお洒落としての傘ではなく機能としての傘のことです。雨に濡れないために仕方がなく買って仕方がなくさす傘。その数は日本人の数だけあればいいじゃないか。ということが言いたいのです。これを解決する方法はひとつしかありません。傘のシェアです。傘置き場を全国各地のお店や駅に設置し、雨が降ったらそこから使い、雨がやんだらそこに返す。傘をどこかに置き忘れるなんていう失敗もなくなります。そして何より雨がやんだ時に無意味に傘を持ち歩くことから解放される。たった2本しかない手のうちの1本が無意味な雨上がりの傘によって支配されているという現実を、皆さん一体どう考えているんでしょう。わたしはわたしの手を自由にしたいのです。雨上がりのあの傘の呪縛から。