2013/10/02
ことばの壁を超えて
ここは日本なのに社内での公用語を英語にしている会社があります。全世界をマーケットにするためには英語でのコミュニケーションが不可欠らしいです。私は18歳のときから5年間アメリカで暮らしていました。アメリカの大学も卒業しています。でも英語は苦手です。数年前に社員旅行でアメリカに行った時ロブスターを頼んだらチキンが出てきました。帰国してからもう20年以上経ちますが一言も英語を話したことがありません。嫌いなんです。学生時代さんざんやってきたのでもう二度とやりたくありません。私は日本語が大好きなのです。他にも理由はあります。人間は言語を使って思考するので、英語で生活すると思考のパターンが変わってしまいます。言語の違いは文化や生活様式の違いに直結しているのです。だからいくら世界が近くなったとはいえ言語を変えるわけにはいかないのです。母国語を捨てるということは今の思考法を捨てるということです。侘び寂びだって分からなくなってしまうでしょう。でも時代はインターナショナルです。世界の人たちとコミュニケーションする機会はますます増えます。ではどうしたらいいのか。簡単です。超高性能翻訳機を開発すればいいのです。同時通訳よりも早く正確に意思と感情を伝えてくれる機械。きっとそれは日本を救う発明品になるだろうと私は予想しているのです。