2014/09/24
地震と自震
二日酔いでふらふらしている時に「地震だ」と勘違いしてしまうことがあります。実際には揺れてないのですが、私自身が揺れているので地震と錯覚してしまうのです。実際に地面が動いているのか、それとも自分がふらついているだけなのか。この違いは大きな地震になればなるほど大きいです。本当の巨大地震ならば家具が倒れたり天井が崩れたりして大変なことになるからです。でも震度1~2くらいの地震だと「揺れているなー」と感じる程度です。ほんのちょっと照明のひもが揺れるくらい。このくらいの地震の場合、地震と自震の違いがわからなくなります。照明のひもを見て「ああ地震だ」とか「これは二日酔いによる自震だな」とか区別するわけですが、本当のところはわかりません。いや、分ける意味が無いと言ったほうが正しいのかもしれません。だって実際に揺れているかどうかよりも、自分が揺れていると感じるかどうかの方が重要じゃありませんか。ふらふらして歩けない、立っていられない、その状態はもはや地震と変わらないからです。でも実際には動いてない。その通りです。では自転や公転はどうでしょう。もの凄い速度で地面が動いているじゃないですか。でも私たちはそれを感じない。感じなければ動かなかったのと同じ。ということは感じれば動いているのと同じ。ということにはならないでしょうか。