2014/04/23
無意識のコントロール
日常生活の大半は無意識のうちに過ぎて行きます。無意識に歯を磨き、朝食を食べ、家を出る。会社に向かい、仕事をこなし、帰りの電車に乗る。もちろん最初から無意識でやっているのではありません。社会人になった当初や旅行に行ったときなどは、ひとつひとつの行動を意識してやることになります。やったことが無いことや、いつもと違うことを無意識には出来ないからです。だからとても疲れます。「ええと、どうやって仕事を進めたらいいんだ・・・」「歯ブラシはどこだっけ」と考えないといけないからです。でも同じことを続けているとだんだん慣れてきます。そして無意識に行動するようになる。無意識の行動は悪いことではないですが、問題もあります。それは行動がレベルアップしないからです。例えば無意識でやっている歯磨きがいつの間にか上達しているということはあり得ません。今の磨き方をこう変えようと意識した時にはじめて歯磨きが上手くなる。仕事も同じです。無意識でやっていることは上達しない。無意識の行動が悪いのではなく、いつの間にか無意識になっていることが問題なのです。まず自分が無意識でやっていることを書き出し、どれを上達させたいのか考える。上達しなくても良いことは無意識のままで、上達したいことは意識して取り組む。無意識はコントロール出来た時に初めて武器になるのです。