2013/11/13
仕事神経
運動神経とは何かということを元プロサッカー選手に聞いたことがあります。彼いわく運動神経がいいとは「すべての神経や筋肉が自分の思い描く通りに連動して動かせること」らしい。さすがにプロともなると運動神経についてきちんと定義しているのだなーと感心したのを覚えています。私はものすごく運動神経が悪いのですが確かに彼の言う通りです。ジムで走っている姿やビデオに撮ったゴルフスイングを見てみると、そこには自分が思い描いていたのとはぜんぜん違う姿があるのです。私はダーツやビリヤードのような小手先の競技は得意なのですが、全身(特に下半身)を使う競技は苦手です。それは下半身が頭から一番遠いので筋肉と神経をものすごくたくさん連動させないといけないからだそうです。理に適ってます。一流のピッチャーは、コントロールが定まらない時に体のどの部分がイメージ通りに動いてないかを把握し、すぐに修正できるそうです。自分で自分の体は見えないのに凄いですよね。でもよく考えたらこれって仕事でもまったく同じです。思い通りの成果を出すためにはそこに至るまでのプロセスを綿密に組み合わせていく必要があります。そして結果がでない時にはどのプロセスが機能していないのか原因を突き止めて改善する。自分の仕事姿を客観的に見る力。これこそが仕事神経といえるのではないでしょうか。