2013/08/14
心の開閉
電車の中を走り回るようなしつけの悪い子供や、歩いている人を押しのけて発車間際の電車に飛び乗ってくるようなマナーの悪い大人を見ていると、心をぱったりと閉ざしたくなります。見ない聞かない話さない。要するに関わりたくないのです。でも勝手に私の脳みその中に入り込んでくる不愉快な情報を遮断することは出来ません。だって目をつぶって耳を塞ぎながら生きていくわけにもいきませんからね。だからそういう時には心を閉ざすのです。銅像やカカシのように喜怒哀楽をフリーズさせる。心を閉ざして自分の中に閉じこもるのです。心を閉じるというのはすごく否定的なイメージかもしれませんが、人間には心の開け閉めが必要だと思います。傷つき心を完全に閉ざしてしまった人たちは、きっと心を開きすぎたのだと思います。人や社会に優しさや暖かさを期待して心を開いていたのでしょうね。そして傷つけられた。人には優しさもあるけれども残酷さもあります。社会の暖かさを感じる時もあれば冷淡さを思い知らされることもある。だから心は開きっぱなしにしてはいけないのです。必要な時には心を開き、必要な時には心を閉じる。他人に対して心を閉じることに罪悪感を感じてはいけません。心の開閉は誰にとっても必要なことなのです。自分の心は自分自身で守ってあげないといけないのです。