2014/08/27
お刺身がなくなる日
生レバーが食べられなくなりました。私はレバーが嫌いなのですが、それでもこの判断には納得できませんね。食材の調達ルートとか調理方法とか、そこら辺はもちろん厳格にして罰則も設けるべきだと思います。でも生レバー禁止は大人のやることではないですよね。私は初めてこの国の将来が不安になりました。カルパッチョもタルタルステーキも、もはやこの国では食べられなくなるかもしれません。先日、焼き鳥屋さんで砂肝のお刺身をつまみながらしみじみ考えてしまいました。鶏肉は今のところ規制されてはいませんが、ユッケや生レバーと同じ理屈で言うならば、いずれ必ず食べられなくなるでしょう。もしかしたら刺身まで規制しだすかもしれません。恐ろしいことです。生レバーくらい食べなくったって死にゃあしない。それはその通りです。でも彼らは食文化というものをいったいどう考えているのでしょうね。なくてもいいなんてことになれば、美術館や博物館だってなくてもいいのです。何のために高い税金を投入して絵や壺や矢じりなどを飾る必要があるのか。それは文化を伝承するためです。人は死なないために生きているのではないのです。風流を味わい、美を楽しみ、美味しいもので心を満たす。それが生きているってことじゃないですか。法律で生レバーを規制しようとは、なんとも「とほほ・・」な国家です。